こんにちは、宮城進学塾です。
夏休みが始まってしばらく経ちましたが、「自由研究まだ手をつけていない…」「読書感想文、何を書いたらいいかわからない…」と感じている人も多いのではないでしょうか?
この2つの課題は、毎年多くの小・中学生が後回しにしがちな“夏休みの壁”です。でも、実はちょっとしたコツを押さえれば、短い時間でも効率よく、しっかりとした内容に仕上げることができます。
まず、自由研究は「難しいことをする必要はない」ということを知っておくと気が楽になります。身の回りのちょっとした疑問――たとえば「氷はどれくらいで溶ける?」「植物はどんな条件でよく育つ?」といった素朴なテーマでも、立派な研究になります。重要なのは、「自分で考えて調べてみた」というプロセスを丁寧にまとめること。研究というと大げさに感じるかもしれませんが、実験や観察を通じて分かったことを、順序立てて書くだけでも十分です。
読書感想文についても、「あらすじを書かなきゃ」「感動しなきゃ」という思い込みは不要です。物語の中で印象に残った場面を一つ選んで、「なぜ心に残ったのか」「自分だったらどう思うか」を中心に書くと、自然と“自分の感想”になります。読みながらメモを取る、登場人物の気持ちになって考えるなど、小さな工夫が作文の材料になります。
どちらも、始める前が一番気が重いものです。「よし、今日の午後だけやってみよう」といった軽い気持ちで取りかかるだけでも、意外と進みます。一気に終わらせる必要はありません。少しずつ進めて、夏の後半には仕上げに取りかかれるようにしておきましょう。