期末テストに向けて、ノートを見返す時間が増えてくる季節です。しかし、ここで注意したいのは「ノートを見ているだけでは、点数にはつながりにくい」ということ。
ノートは“読むもの”ではなく、“使うもの”。ここを意識するだけで、理解の深さも定着のスピードも変わっていきます。
まず大切なのは、ノートの内容を使って問題を自分の言葉で説明することです。たとえば、英語の文法なら「この文はなぜこの形なのか」を説明してみる。数学なら、解き方の流れや公式の意味を言葉にしてまとめてみる。自分で説明できるかどうかは、理解が定着したかを確認する最も効果的な方法です。
次におすすめしたいのは、ノートを使って“自分用の問題”をつくることです。間違えやすいポイントや公式を使う場面をまとめ、そこから小さな問題を作成してみましょう。作った問題は、後日もう一度解き直すと定着がさらに深まります。ノートが「見るだけの資料」から「練習道具」に変わる瞬間です。
もうひとつ、色ペンの使いすぎに注意することもポイントです。カラフルできれいなノートは満足感を得やすいものの、勉強としては役に立ちにくいこともあります。大事なことは、きれいに書くことではなく、“理解するためのメモが書けているか”。「自分が間違えた理由」や「覚えるべき注意」こそ、ノートに残すべき内容です。
ノートはあなたの勉強を支える強力な道具です。見せるためでも、保存するためでもなく、“使って点数につなげる”ために存在するもの。
今日の復習から、ノートの使い方を少しだけ変えてみませんか?
そのひと工夫が、期末テストの結果を大きく変えてくれます。📖✍️