11月も後半に入り、期末テストが少しずつ近づいてきました。今の時期にやっておきたいのは、まず“弱点の棚卸し”です。なんとなく勉強を始めるのではなく、「どこが苦手で、何を優先すべきか」を明確にすることで、テストまでの時間を効果的に使えるようになります。
弱点の棚卸しとは、これまでの小テスト・ワーク・授業ノート・模試などを振り返り、理解が曖昧な単元やミスの多い問題を洗い出す作業です。特に数学と英語は、どこでつまずいているのかをハッキリさせるだけで勉強方法が大きく変わります。「一次関数の文章題が苦手」「英語の不定詞の用法があいまい」など、具体的に言葉にできるほど、必要な対策が見えやすくなります。
また、弱点を把握することで、優先順位がつけやすくなります。「満点を取るための勉強」ではなく、「点数を最も伸ばせる勉強」に切り替えることができるため、限られた時間で大きな成果が出せるのです。期末は範囲が広い分、闇雲に手をつけてしまうと時間が足りなくなってしまいます。だからこそ、今日の段階で一度立ち止まり、自分の現在地を確認することが重要です。
弱点を見つける作業は、決してネガティブなものではありません。むしろ、「ここを押さえれば伸びる!」という未来へのヒントが詰まっています。期末テストまでの残り時間を最大限に活かすためにも、今日のうちにノートやプリントを見返し、あなたの弱点リストをつくってみましょう。
その一歩が、確実にテスト当日の自信につながります。