遊びと勉強のメリハリをつけるコツ

夏休みは、自由な時間がたっぷりある反面、つい遊びに時間を使いすぎてしまうこともあります。けれども、勉強ばかりで遊びを我慢しすぎても、気分が乗らず効率が下がってしまいます。大切なのは「遊び」と「勉強」、どちらも楽しめるように上手に切り替えることです。

まず意識したいのは、1日のスケジュールを決めることです。「時間があるときにやろう」と考えていると、いつの間にか遊びが優先になってしまいます。午前中は勉強、午後は遊び、というように時間帯を決めてしまうと、自然とメリハリが生まれます。特に午前中は頭がスッキリしていて集中しやすいので、計算や暗記などの勉強を進めるのにぴったりです。

また、遊びの予定を先に入れてしまうのも効果的です。「勉強を終わらせたら友達と遊びに行ける」というゴールがあると、集中力が高まります。さらに、家でどうしても集中できない場合は、図書館や塾の自習室など環境を変えてみるのも良い方法です。そこにいる間は「勉強だけをする場所」と割り切れるため、切り替えがしやすくなります。

勉強の合間に、小さなごほうびを用意するのもモチベーションアップにつながります。たとえば「英単語を30個覚えたらアイスを食べる」といったルールを作れば、達成感と楽しみの両方が得られます。ただし、ごほうびは必ず勉強が終わってからにしましょう。

そして何より、集中を妨げるスマホやゲーム機は勉強中の視界から外すことが大切です。通知や画面が目に入ると、ほんの少しの気のゆるみから勉強が中断されてしまいます。机から離れた場所に置いたり、一定時間は触らない設定にしておくと、ぐっと集中しやすくなります。

夏休みの後半戦は、ただ「がんばる」だけでなく、気持ちを切り替える工夫が結果を左右します。遊びも勉強もどちらも全力で楽しめるように、自分なりのメリハリを見つけて過ごしてみましょう。