テストが近づいてくると、つい「ノートまとめ」や「教科書の読み直し」に時間をかけてしまう人が多いものです。もちろん基礎知識を整理することは大切ですが、それだけでは点数につながりにくいのが現実です。実際のテストで求められるのは、“理解したことを限られた時間内で解答に落とし込む力”です。その力を育てるためには、やはり十分な「演習量」が必要になります。
演習を重ねることで、問題を見た瞬間に「これはこのパターンだな」と気づけるようになります。すると解くスピードが上がり、解答に自信も持てるようになります。また、演習を通じて「自分が理解できていない部分」や「計算ミスが出やすい箇所」も明確になり、効率よく弱点を克服することができます。
ただし、演習量をただ増やすだけでは不十分です。大切なのは「解き直し」です。間違えた問題をそのままにせず、なぜ間違えたのかを考え、正しい解法を自分のものにすることが力につながります。1回目は難しくても、2回目でスムーズに解けるようになると、それが大きな自信につながるのです。
「知識をインプットするだけでなく、演習を通じてアウトプットする」。この繰り返しが、テスト本番で得点につながる力を確実に育てていきます。今の勉強に演習の時間をしっかり組み込み、自分の解ける力を強くしていきましょう。