本当に“夏は伸びる”のか?

こんにちは、宮城進学塾です。
夏休みに入ると、よく耳にするフレーズ――
「夏は伸びる」「夏を制する者が受験を制す」などなど。
言葉としては聞き慣れていても、実際にそれが本当なのか?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、「夏は伸びやすい時期」であることは間違いありません。
ただし、それは“正しい取り組み方ができれば”という前提つきです。

なぜ夏に伸びるのか?

理由は大きく3つあります。

  1. まとまった学習時間が確保できる
     学校の授業がない分、自分のために使える時間が圧倒的に増えます。日常では難しい「基礎の総復習」「弱点補強」「先取り」などがしやすいのです。

  2. 生活リズムを自分でコントロールできる
     朝に集中して勉強したり、夜にじっくり復習したりと、自分に合った勉強のスタイルを試すことができます。試行錯誤の中で、学び方の「自分流」を見つけられる時期でもあります。

  3. 意識が変わりやすい時期だから
     夏期講習や模試、進路の話などを通して、「このままじゃまずい」「もっとできるようになりたい」と気持ちに変化が起きやすいのも夏の特徴です。

ただし、「がんばっているつもり」では伸びない

夏に差がつく理由は、「勉強した量」ではなく「正しく取り組めたかどうか」にあります。

  • 復習したけど理解があいまいなまま進めていないか?

  • 解くだけで終わっていて、間違いを分析できているか?

  • だらだらと時間をかけて、勉強した気になっていないか?

夏は、自分でやる学習の質が問われます。
ここで「どう学ぶか」を意識できるかどうかが、9月以降の成績に直結します。