12月に入り、期末テストの返却が進んできましたね。結果が良かった人も、少し悔しい思いをした人も、ここからの“振り返り方”次第で、次のテストの伸び幅が大きく変わります。大切なのは、点数を見て終わるのではなく、「なぜその点数になったのか」を冷静に分析することです。
まず最初におすすめなのは、“良かったところ”と“課題が残ったところ”の両方を書き出すこと。人は失敗にだけ目がいきがちですが、うまくいった点を把握しておくことも次の学習計画を立てるうえで大事な材料になります。たとえば、「数学はケアレスミスが減った」「英語の長文が前より読みやすくなった」など、伸びた部分も明確にしておきましょう。
次に、ミスした問題の原因を細かく分類してみてください。「時間が足りなかった」「覚えきれていない単語があった」「問題文の読み違え」など、理由によって直すべき対策はまったく異なります。原因さえはっきりすれば、勉強の“方向性”がしっかり定まります。
そしてもうひとつ大切なのは、振り返りを次の行動につなげることです。
「次の中間までに単語帳を2周する」
「理科の暗記は1日10分だけでも毎日続ける」
「テスト前は必ず時間を測って解く練習をする」
といった具体的な行動に落とし込むことで、同じミスを繰り返さない学習ができます。
期末テストは、ただ点数がついて返ってくるだけのイベントではなく、学びを次へ生かすための“ヒントの宝庫”です。今日の振り返りが、冬から春への成績アップの第一歩になります。一緒に次のテストに向けて、また良いスタートを切っていきましょう!