忙しい12月でも続く“スキマ学習”のすすめ

12月は一年の中でも特に予定が増えやすい時期です。学校でも行事が多く、家でも年末に向けての準備が始まり、気がつけば「まとまった勉強時間が取れない…」という声が増えてきます。そんな時こそ力を発揮するのが、“スキマ学習”です。

スキマ学習とは、5分、10分といった細切れの時間を活用する学習方法のこと。短い時間でも集中しやすく、負担が少ないため、忙しい時期の勉強習慣として非常に優秀です。たとえば、登校前の5分で英単語を確認したり、移動時間に歴史のキーワードを見直したり、寝る前に計算を数問だけ解いたりするだけでも、積み重ねると大きな差になります。

さらに、短時間の勉強は意外にも記憶に定着しやすいというメリットがあります。脳は繰り返し触れる情報ほど重要だと判断するため、スキマで何度も復習するスタイルは暗記系の科目と相性抜群です。

「落ち着いたら勉強しよう」「時間ができたらまとめてやろう」と思っていると、忙しい12月はあっという間に過ぎてしまいます。しかし、スキマ学習なら“今できること”をすぐに始められるため、学習の流れを途切れさせずに維持できます。とくに受験生にとっては、こうした小さな積み重ねが1〜2月の伸びにつながる大事な基盤になります。

今の生活の中に、たった5分の学習スペースを作ってみてください。その小さな行動が、年末に向けての大きな安心と自信につながっていきます。忙しい時期こそ、スキマを味方につけて賢く学習を続けていきましょう。