12月に入り、学校ではまとめテストも終わり、冬休みまでのカウントダウンが始まりました。生徒たちにとっては待ちに待った長期休みですが、この時期だからこそ勉強面で大きく差がつくタイミングでもあります。今回は、冬休み直前の今こそ取り組んでほしい“仕上げ勉強”についてお話しします。
冬休み前は、1学期・2学期の学習内容の 「抜け漏れ」 が表に出やすい時期です。テストが終わってホッとする気持ちはよく分かりますが、実は今こそ復習に向いている絶好のタイミング。テストで「できなかったところ」が明確になっているので、そこを一つずつ丁寧にやり直すことで、短期間でも確実に実力が伸びていきます。
まず取り組んでほしいのは、テストの答案や直前に解いたワークの見直しです。間違えた問題の共通点を探したり、自分の弱点がどこにあるのかを再確認したりするだけで、学習の優先順位がはっきりしてきます。ここで大切なのは、全部をやろうとしないこと。今の時期は “弱点のピンポイント補強” が一番効果的です。
さらに、冬休みは学習リズムが乱れがちなので、休みに入る前に 「毎日の学習ルール」 を決めておくのがおすすめです。例えば、
・朝ごはんの前に15分だけ復習する
・寝る前に英単語を10個見る
など、小さくて続けやすい習慣にしておくと、休み中の学習効果が大きく変わります。
冬休み前の今の過ごし方は、3学期のスタートダッシュに直結します。周りが少しゆるんでいるこの時期こそ、コツコツと積み重ねる姿勢が大きな力になります。ぜひ、冬休みを“成長の休み”にできるよう、今できる仕上げ勉強を進めていきましょう。