冬休みの勉強計画、立てすぎないほうがうまくいく話

冬休みが近づくと、「せっかくだからたくさん勉強しよう」と意気込んで、細かい計画を立てる人が増えてきます。1日の勉強時間や教材のページ数をぎっしり詰め込んだ計画表を見ると、やる気が湧いてくる反面、実際には続かずに挫折してしまうことも少なくありません。

計画がうまくいかない原因のひとつは、「予定どおりに進む前提」で立ててしまうことです。冬休みは生活リズムが変わりやすく、急な予定が入ることも多い時期です。少しでも計画がずれると、「もうダメだ」と感じてしまい、やる気を失ってしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、あえて余白を残した計画です。1日の中で「これだけは必ずやる」という最低限の学習だけを決め、それ以上できたらプラスと考えるようにします。こうすることで、気持ちに余裕が生まれ、勉強を続けやすくなります。

また、計画は“修正していいもの”だと考えることも大切です。最初に立てた計画に縛られすぎず、その日の集中力や体調に合わせて見直していくことで、学習の質はむしろ高まります。

冬休みは、長いようで意外とあっという間に過ぎていきます。大切なのは、完璧な計画を立てることではなく、毎日少しずつでも前に進むこと。無理のない計画で、着実に力を伸ばしていきましょう。