共通テストまで残り40日台!効率重視の最終調整法

12月に入り、共通テストまでいよいよ残り40日台となりました。ここから先は、ただ量をこなすだけでは点数は伸びていきません。限られた時間の中で、どれだけ“必要な部分だけ”に集中し、効率よく積み上げていくかが勝負を分けます。

この時期にまず大切なのは、「伸ばせるところ」を見極めることです。例えば数学なら、確率・整数・図形のように得意不得意が分かれる分野を、模試データを元に絞って手直しする。英語なら、リーディングの時間配分を調整するだけでも数点が動きます。社会や理科は、小さな知識の抜けがそのまま失点になるため、頻出テーマだけでも素早く一周しておくと効果が出やすい時期です。

また、12月は「過去問との距離感」も重要です。たくさん解けば良いわけではなく、1回取り組むごとに分析と修正を必ずセットにすることで、本番力がぐっと高まります。ミスの傾向、時間配分の乱れ、読み飛ばしやすい設問など、自分の癖を把握し、翌日からの勉強に反映させることが、最短で点を伸ばす近道です。

そして何より、生活リズムを整えることを忘れないでください。夜更かしによる集中力の低下は、この時期の最大の敵です。本番と同じ時間帯に頭が働くよう、少しずつ生活を整えていくことも立派な受験対策です。

残り40日台。焦りを感じる人もいるかもしれませんが、ここからの1日1日の積み重ねは、驚くほど点数に反映されます。やるべきことを絞り、淡々と、確実に。最後の伸びを一緒に作っていきましょう。