ワークを2回解く子と1回しかやらない子、何が違う?

期末テストが近づくと、どの学年でも必ず大きな差が出てきます。
それは「ワークを終わらせた子」と「まだ終わっていない子」ではありません。
本当の差がつくのは “ワークを2回以上やっている子” です。

1回だけワークを解いた場合、できた問題もできなかった問題も、同じようにページの上を流れていきます。
この状態では、苦手が苦手のまま残り、本番で同じ問題を落としてしまいやすいのです。

ところが、ワークを2回解く子は、1回目の解き直しで「できなかった問題だけを強化」します。
つまり、同じ教材を使っていても、2回目は “点数が伸びる問題だけを選んで解いている” ということになります。
だから、同じ時間を勉強に使っていても、得点の伸び方がまったく違うのです。

テスト前、「まだ範囲が出ていないから」「部活で忙しいから」と言って、1周すら終わらないまま時間が過ぎていく子もいます。
そうならないために必要なのは、完璧な計画ではなく、まず 1回解き切る行動 です。
そして、そこから “2回目に突入する勇気” が、そのまま点数の差になります。

今日からでも遅くありません。
「とりあえず1周」から「ここからもう1周」へ。
一歩踏み出した瞬間、テスト勉強はただの作業ではなく、点数につながる勉強に変わります。